5月31日の国土交通省発表によると、全国の新設住宅着工戸数が17ヵ月ぶりに増加した。
1.総戸数
○新設住宅着工戸数は 66,568戸。
・前年同月比 0.6%増, 17ヵ月ぶりの増加。
○新設住宅着工床面積は 604万8,000m2。
・前年同月比 5.7%増, 2ヵ月連続の増加。
○季節調整済年率換算値では 79万3,000戸。
2.利用関係別戸数
(1)持家
○持家は 23,496戸(前年同月比 2.3%増, 6ヵ月連続の増加)
・民間資金による持家は 2万626戸(同 2.1%減、2ヵ月連続の減少)
・公的資金による持家は 2,870戸(同 51.1%増、7ヵ月連続の増加)
(2)貸家
○貸家は 24,425戸(前年同月比 7.0%減, 17か月連続の減少)
・民間資金による貸家は 19,407戸(同 12.7%減、17ヵ月連続の減少)
・公的資金による貸家は 5,018戸(同 24.4%増、3ヵ月ぶりの増加)
(3)分譲住宅
○分譲住宅は 18,083戸(前年同月比 27.4%増、2ヵ月連続の増加)
・マンションは 9,668戸(同 35.8%増、16ヵ月ぶりの増加)
・一戸建住宅は 8,363戸(同 19.0%増、4ヵ月連続の増加)
構造別では、木造住宅が34,425戸で前年同月比3.2%増。鉄骨鉄筋コンクリート造住宅が798戸で同比59%アップ。
参考に福岡県下の住宅着工は2,625戸で前年同月比15.9%であった。
持家が6ヵ月連続、分譲住宅が2ヵ月連続で着工が増加していることが4月度住宅着工数を牽引している。また持家の公的資金による51.1%増は特筆すべき要因である。
【河原 清明】
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