5月31日にZENNAMAが2010年4月度の全国生コン出荷実績を発表した。
4月度の出荷実績は、643万8,121m3で09年4月比 87.9%。そのうち九州地方の出荷実績は、94万1,482m3で同比91.8%であった。
九州各県の出荷状況は以下の通り。
【福岡】238,819m3(09年4月比84.0%)
【佐賀】46,134m3(同比87.4%)
【長崎】79,100m3(同比98.3%)
【熊本】99,474m3(同比86.4%)
【大分】106,089m3(同比106.4%)
【宮崎】92,931m3(同比97.9%)
【鹿児島】121,601m3(同比90.8%)
【沖縄】157,334m3(同比95.8%)
生コン市況は今年度に入っても厳しさが変わる事はなく、さらに減少傾向に拍車が掛かっている。福岡県下の工場数97(マル適工場をカウント)存在するが、4月度の出荷実績で計算した1工場当りの出荷量は2,462m3。あくまでも単純に計算しての平均値である。再三申し上げているように、全うに商売しているなら最低3,000m3/月の出荷は必要。2,462m3では経営は成り立たない。地域によっては、2,000m3も出荷できない地域や工場が存在する。福岡県のみならず、どの地域も工場の集約化を軸にした経営合理化を早めて行かねば、財務の体力が無い工場は、最悪の事態=破綻が待ち受けている。
【河原 清明】
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