木を活かす建築推進協議会はこのほど、土塗壁等を用いる木造住宅の住宅版エコポイント制度対象である環境対応住宅普及促進事業の要件である、省エネルギー対策等級4の住宅型式性能認定を取得したと発表した。
従来土塗壁など用いた木造住宅は、地域によっては省エネルギー対策等級4の基準に適合させることが難しいとされていた。一方、土塗壁木造住宅は、それ以外の木造住宅と比べ断熱構造化に工法上の制約があるものの、土塗壁の熱容量などを利用して室内温熱環境性能の向上に寄与できる特長がある。
同会では、エコポイント制度申請手続き用の書類一式を公開している。対象となる物件において、是非ご活用戴きたい。
今後は、長期優良住宅の普及の促進に関する法律第5条の規定に基づく長期優良住宅建築等計画の認定においても省エネルギー対策等級4の基準への適合を審査している。耐久性など性能基準に適合させるため若干の仕様変更の可能性もあるが、長期優良住宅への適合にも期待が高まる。
我が国の住宅制度において推進しているストック型社会へ、一歩前進である。
【河原 清明】
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