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注目される吉田宏市長の対応 市港湾局長のハングル表記看板拒否問題
社会
2010年6月 7日 08:05

 吉田宏福岡市長に、隣国を思いやる気持ちはあるのだろうか。
 
 福岡市は、姉妹都市である韓国・釜山と、国境を越えた「超広域経済圏」形成を推進している。この構想は、2008年に釜山側から提案されたもので、北東アジアの潜在成長力を活かし、両国の制度、習慣、言語などを超えた「超広域経済圏」の形成を目指し、両市が九州と韓国東南圏における経済交流の先導的な役割を果たすため、協力事業を行うとされる。
 昨年には、「福岡・釜山経済協力協議会」において、「超広域経済圏」形成に向けた協力事業が決定され、両市長・両商工会議所会頭が、「協力事業の推進に関する合意書」を締結している。

 先週、福岡市の池田薫港湾局長が、整備工事が行われている福岡市の海の玄関口「博多港国際ターミナル」に、韓国の乗客に対応するための「ハングル」表記による看板を設置することを拒否した。国際感覚ゼロの態度に、「日韓親善協会」の幹部からも厳しい批判が出ている。
 日本語表記の『一般車両 進入禁止!』の立て看板や送迎の車に対する案内を設置しながら、いまだにハングルや中国語の看板は設置されていない。送迎客向けの看板でさえ、指摘を受けて急遽設置したものだ(写真参照)。
 もともと、利用客に対するサービスなど何も考えていなかった港湾局だが、同ターミナルは福岡‐釜山の定期航路に就航している「ビートル」などの発着港だ。韓国からの乗客は主役であり、「ハングル」による表示は当然のことのはず。看板設置を拒む池田港湾局長には、隣国への思いやりがないのだろう。

 こうした事態を吉田宏福岡市長はどう考えるだろう。ハングル表記の案内看板が設置されないまま工事が進むということなら、市長の国際感覚もマヒしていることになる。「超広域経済圏」の実現には、パートナーシップが欠かせないはずなのだが・・・。

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