JAF((社)日本自動車連盟)と警察庁は4月20日から4月30日の間、全国各地で自動車乗車中の6歳未満の子どもを対象に「チャイルドシート使用状況」の合同調査を実施した。
この調査は、全国102か所で自動車乗車中の6歳未満の子ども12,968人を対象に実施、その結果チャイルドシートの使用率は56.8%(前年54.8%)で、3年連続で5割を上回った。
九州管内では18か所1,899人を対象に調査を実施。結果は使用率が51.3%で昨年(51.8%)より0.5ポイント減少した。
県別の使用率を見ると最も高かったのが熊本県で75.0%、次いで長崎県の62.5%、福岡県の52.5%と続き、宮崎県の39.0%が最も低い結果となった。
全国の年齢層別の使用率を見ると、乳児用シートを使用する1歳未満が80.9%、幼児用シートを使用する1歳~4歳が58.9%、学童用シートを使用する5歳が32.8%と、年齢層が上がるにつれて使用率が低くなる傾向は、例年どおりだった。
また、全国8地域(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡)でチャイルドシートの取付け状況調査を実施した結果、正しく安全に取付けられていたのは、乳児用シートが36.7%、幼児用シートが36.2%と取付け状況の不備がかなり目立ったとしている。
JAF福岡支部では「幼児の命を守るため、全席シートベルトの着用とあわせて、チャイルドシートの必要性と効果を理解していただき、正しくしっかり取付けて使用してほしい」と、チャイルドシート取付け講習会などで積極的に呼びかけていくとしている。
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⇒日本自動車連盟(JAF)
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