9日夜、宮崎県は、都城市高崎町の肉用牛を肥育する畜産農場で、牛3頭に口蹄疫に感染したと思わしき症状(流涎、舌のび爛等)が出ていることを確認したと発表した。
同農場は、黒毛和種の肥育牛を250頭飼養しており、口蹄疫の感染の疑いを確認した1例目の場所から南西約52kmに位置する。都城市において感染の疑いを確認したのは初めて。通算の確認事例数は280となった。同市は宮崎県最大の畜産地帯と言われ、鹿児島県にも隣接している。
宮崎県によると、同確認農場において、感染の疑いがある9頭(症状の見られた3頭および同一牛房で飼養されている6頭)に対し、9日18時から防疫措置を開始、殺処分を実施する予定という。また、同農場を中心とする半径10kmを移動制限区域および半径20kmを搬出制限区域として、10日、設定する予定である。
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