15日、国土交通省は「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づく長期優良住宅建築等計画の2010年5月度の認定状況について発表した。
1.2010年5月の実績
(1)一戸建ての住宅 6,749戸
(2)共同住宅等 25戸
(3)総戸数 6,774戸
2.制度運用開始(2009年6月)からの累計
(1)一戸建ての住宅 69,377戸
(2)共同住宅等 1,036戸
(3)総戸数 70,413戸
参考に福岡県の10年5月度認定状況は、一戸建て346戸、共同住宅2戸、合計348戸。制度運用開始からの累計は、一戸建て2,895戸、共同住宅173戸、合計3,068戸。
長期優良住宅に認定されるメリットとは、
(1)タックス・メリット─税制の特別措置(住宅ローン減税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税)
(2)適切な維持保全により、住宅の資産価値が向上
(3)住宅の建替えによる産業廃棄物の減少により、環境負荷が軽減
(4)補助金が下りるケースあり
などが挙げられる。ただし、施工コストの上昇・申請の手数料(15~30万円程度)・定期的なメンテナンスによる管理・維持コストが掛かるなどのデメリットもある。
取材を通して言えることだが、今後住宅を建てるなら長期優良住宅への志向が高まっていることは確かである。コストが高くつくと言ってもおよそ20%アップが平均。長く良質な住まいに居を構えるためには、多少のコスト高は許容範囲のようだ。
【河原 清明】
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