きょう(16日)に国会は閉会するが、参議院において菅首相に対する問責決議案が提出される可能性が高いという。15日、自民党をはじめとする野党は、内閣不信任決議案、菅首相に対する問責決議案などをきょう提出することを決めていた。
今朝、福岡市中央区天神で街頭演説を行なった国民新党・吉村剛太郎参議院議員は、急きょスケジュールを変更し東京へ飛び立った。吉村議員によると「問責決議案が出されると参議院では可決となる可能性が高いため」戻る必要があるという。また、政権を離脱した社民党がどのような動きをとるか不透明のため、僅差の票決との見方を示した。
一方、改選を迎えるもうひとりの現職議員、民主党・大久保勉参議院議員も東京へ。大久保議員の事務所関係者によると「党から禁足(国会に10分から15分でかけつける場所にいること)が出ているため、早朝(16日)に東京へ行きました」という。
15日現在、民主党、国民新党などの与党議席数は122。全241議席(欠員1)のなかで、かろうじて過半数を保っている状況。選挙のために地元に戻っていた現職議員も、あわてて東京へ戻らざるを得ないのである。
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