「都市未来ふくおか特別清算 福岡都市再開発の挑戦と蹉跌」というシリーズのなかで、同社代表の小田哲也氏が代表清算人にも関わらず博多座に天下りする問題について触れた。
この件について、「空気を読めない吉田市政を憂える職員OB」と名乗る人物から情報が寄せられた。明日17日の株主総会で正式に人事が決まるが、その人物によれば、何と天下りは4名にのぼるという。
以下、投稿された文章を引用したい。
「都市未来ふくおかの清算に伴う小田社長の天下り問題は、非常識極まりない暴挙です。福岡県がやっと天下り実態を公開しましたが、福岡市はどうなんですか。
博多座の新社長に芦塚元九電副社長が内定したようですが、福岡市が固辞する九電側を説き伏せて社長就任を要請したにも関わらず、吉田市長は記者会見で『博多座の社長人事は博多座が決めること』と知らんぷりをし『博多座に天下り人事は考えたことはない』と言っていたのには驚きました。
6月17日の博多座株主総会でわかることですが、博多座への天下りは何と4人ですよ。
福岡市の副市長だった中元前社長は取締役相談役(副会長)で居座り、現在の柳常務取締役に加え、新たに小田氏が常務取締役、そして4月に退職した吉村監査事務局長も博多座の取締役に就任し、市の株を博多座に売却し、博多座が大株主になった(株)福岡市民ホールサービスに代表取締役専務で迂回天下りするそうです。
5億4千万円もの赤字を出した博多座にこれほどの天下りを送り込む福岡市の考えがわかりません。これを機会に福岡市の天下りも徹底追及してください」。
これが事実だとすれば、バカげているというか時代遅れの人事もいいところだが、そもそも大赤字を出している原因は何なのか、経営陣と市は胸に手を当ててよく考えてみる必要があるのではないか。こうしたことも律することができない吉田市政に、いい加減市民(市OB含む)はあきれている。福岡市の天下りも徹底追及していきたい。
【大根田 康介】
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