いま九州で注目を集めているのが、「産直畑のキャラバン隊」だ。地場の減農薬野菜やくだもの、特産品を利用した加工食品、伝統工芸品から雑貨まで、これまで地方都市の商店で販売していた物産品を県境を越えて販売しようという試みがひろがっている。火付け役は(有)味方プロデュース(福岡県小郡市)の松尾睦宏社長。ダイエーを退職後、それまでのマネージャーの手腕を活かしてさまざまな食品の販路開拓を支援してきた。目をつけたのが、小規模農家で栽培されている「旨い」農産品や細々と継承されている伝統工芸など。
「一人一人の力ではどうにもならないが、みんなが力を合わせれば商売になる」
同氏の呼びかけでキャラバンチームが結成され、商業施設やスーパーの売場、交流広場を借りた産直品販売が開始された。九州全域を股にかけ、前触れなく各地に出没している。
売上はときに月商1,000万円を超えることもあるが、「何しろ薄利多売の商売」という同氏。今後は通信販売など新たな展開も視野に入れている。
24日~28日(土曜除く)まで、熊本市内のリプレス広場で販売している。売れ筋商品は「博多・なかす ラー油」(500円)で、日に1万本売れたことも。
【23日 博多駅マイングひろばにて】
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