日清オイリオグループ(株)(東京都中央区、取締役社長:大込一男)はこのほど、韓国現地メーカーの大象㈱(Daesang Corporation、韓国ソウル市 朴成七社長)と共同で、トロミ調整食品「ニュケアトロミパーフェクト」を開発。韓国介護食品市場に参入すると発表した。
トロミ調整食品(嚥下補助食品)は飲み込みが難しい介護・高齢者向けに、食品にトロミをつけることで、水分・栄養の補給をスムーズに摂取しやすく加工したもの。同品は無色透明で無味無臭。茶や水では約30秒でとろみをつけることができる。大象㈱は食品、バイオ、健康事業をはじめ、病院や施設で使用する高齢介護食品などを東アジアで幅広く展開。商品名の「ニュケア(NUCARE)」は、Nutrition Careの造語で、大象㈱の高齢介護食品ブランド名。
同社は発売の経緯として、韓国の高齢社会化が急速に進んでいることを挙げ、現在、韓国の65歳以上の高齢者は、総人口(4,861万人)の1割以上の502万人。2026年には総人口の2割に到達する見込み。高齢化率においては2030年に先進国平均を超えると見込まれ、高齢化のスピードは日本を凌ぐものがあるという。
同社は、「韓国におけるトロミ調整食品市場はおよそ5億ウォン(3,750万円)。「高齢化に伴い、食事の飲み込みに苦労される方々が増え、今後需要が拡大すると見込んでいる」としている。
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