25日、建築資材卸の老舗である杉田エース(株)(本社:東京都墨田区)は、同社が扱う再生木材で環境配慮商品に位置づけられる「エス・ウッド」がCO2排出削減効果に関して第3者審査機関である(株)日本スマートエナジーより認証を取得したことを発表した。
同社によると、「エス・ウッド」の原材料である木材とプラスチックは、両方共100%リサイクル材を使用。木材は木屑や木片、建築廃木材、プラスチックは家庭から出るプラスチック容器や包装材やペットボトルのキャップなどこれまで大半は燃やされていたモノを使用しているという。よって100%リサイクル材であることから、「エス・ウッド」を作るにあたって、新たに木を伐採し原油からプラスチックを作ることはない。
1トンのデッキ材(デッキ約50m2相当)あたりのCO2排出量で比べると、バージンプラスチックを使用した従来の再生木材と「エス・ウッド」では0.55、従来の再生木材に南洋材も含めた市場のデッキ材では0.72、使用終了後まで含めた南洋材と比べると2.54それぞれCO2削減可能であるのが、「エス・ウッド」である。南洋材は、使用後焼却廃棄となるが、「エス・ウッド」は再び製品にすることが可能である。
住宅・建築資材において、国内産木材を使用することを促進されている一方、同社が扱う環境に配慮した「エス・ウッド」を使用できることで、施主の選択肢は広がり、用途に合わせて使うことができるであろう。
【河原 清明】
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