従来のボールよりも変化量が大きいと賛否両論のサッカーW杯公式球「ジャブラニ」。7月11日に投・開票が行なわれる参議院議員選挙においても、与党・民主党の変化球的な発言が波紋を広げている。
消費増税に関する議論に消極的な民主党。参院選を戦う野党陣営からは怒りの声があがっている。自民、たちあがれ日本を除く野党は消費増税に対し、慎重または反対の論調を展開している。ところが、本来その矛先が向けられるべき政権与党・民主党は、消費増税について菅首相が言及したものの、マニフェストや選挙演説では、具体的に触れられていない。「肩透かしを食らったようなものだ。しかし、選挙直前に言ったとなれば公約に等しい。首相の発言で支持率を大きく低下させた前政権の教訓を忘れたのか」と、ある野党関係者は語る。
一方、民主党の枝野幹事長は、「政策が似ている」として、みんなの党をはじめ他野党へ協力を求める考えを示した。みんなの党・渡辺代表は取材に対し、連立の可能性を否定しているが、同党関係者にはとまどいの声も。みんなの党のある支持者は取材に対し、「水と油。100歩ゆずって一部分は似ているとしても、基本的な考え方は真逆だ。絶対にありえないことだと信じたい」と答えた。
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