７月１日から本格的なシーズンを迎える博多の夏の風物詩「博多祇園山笠」。福岡市博多区の上川端商店街では、同祭の名物のひとつ、八番山笠・上川端通の「走る飾り山笠」がお披露目になっている。今年の表題は、表が「博多風神雷神恵（はかたふうじんらいじんのめぐみ）」、見送りが「忠勇士景清（ちゅうゆうのし かげきよ）」。博多人形師が手がけた勇壮かつ華やかな飾り山笠には、思わず誰もが見とれてしまうだろう。同商店街を訪れていた買い物客からも感嘆の声があがっていた。

　１番から７番までの流（ひとつの山笠を運営する町の集合体）では、７月15日の「追い山」で「舁き山」と呼ばれる山笠を担ぎ、博多の街を疾走する。その「舁き山」よりも大きな「飾り山」は、本来、観賞用に福岡市内14カ所で展示されている。
　八番山笠・上川端通は、この「飾り山」を担いで走ることで有名。今年は７月12日の「追い山ならし」で午後４時30分から、同15日の「追い山」では午前５時30分から、櫛田神社をスタートする予定である。上川端商店街の商人魂を感じさせる勇壮な姿は必見だ。

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