北九州地区を代表するゼネコンの大内田建設(株)が6月29日、破産手続申請準備に入り、事実上倒産した。負債総額は約40億円。
同社破綻の直接の引き金となったのは、鹿児島のマンション「ファンテージ鍛冶屋町レジスト」の工事だ。この物件を手掛けたのは、福岡市のマンションデベロッパーである(株)ビルド。10年3月末に竣工したが販売が進まなかったことで、6月末のビルドからの工事代金回収が大内田建設の死活に関わる大きな問題となっていた。
大内田建設が破産手続申請の準備に入った頃、ビルドの野津原社長は西鉄薬院駅近くの雀荘で、悠然とマージャンに興じていたという。
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