(株)トランスジェニック(本社:熊本市、山村研一社長)は6月18日、基幹技術である「可変型遺伝子トラップマウス技術」に関する基本特許が、中国で成立したと発表した。
今回中国で成立した特許は、熊本大学生命資源研究・支援センターの山村研一教授(同社代表取締役)らにより発明された、遺伝子組換実験動物であるトランスジェニックマウスを高効率で作製する技術で、ランダムに遺伝子に導入することが可能なトラップベクターおよびこれを用いた可変型遺伝子トラップ法を広くカバーした特許となっている。
同技術は相同組換え法にも応用が可能なため、マウス遺伝子を破壊できるだけでなく、ヒト遺伝子を挿入しヒト疾患の病因・病態解析に極めて有用な「ヒト化マウス」を作製できるとしている。
なお、今回の件による本年度連結業績への影響は軽微で、業績予想に変更はない。
▼関連リンク
⇒株式会社トランスジェニック
*記事へのご意見はこちら