JADMA(社)日本通信販売協会(東京都中央区、会長:宮島和美)は6月25日、福岡市内で「通信販売基礎講座2010」を開催した。会員や通販関係者など35人が参加した。
通信販売業務経験の浅い新人や新任担当者、通信販売事業への参入を検討している企業担当者を対象に、一挙4講座が開かれた。
同協会事業部課長の三浦千宗氏が「通信販売の現状と産直の可能性を探る」と題して講演。通販市場を取り巻く環境変化として、通販市場が約8兆円と急成長している実態を紹介、なかでも男性顧客と60歳以上の利用率が10年前に比べて倍以上になっていることを明らかにした。また、インターネットの利用率が急激に伸びているとし、JADMA会員者によるネット販売額では、インターネットが売上全体の24.1%を占めていると報告した(2008年度調査)。
売れ筋商品では、「健康食品」が第1位で「化粧品・医薬品」、「食料品、美容、健康医療機器」と続いている。ちなみに10年前の第1位は「宝石・貴金属・時計・メガネ」で、「食器・台所用品」、「食品」、「服飾雑貨」と続いていた。
休憩を挟んで、同協会理事・事務局長の万場徹氏が「通信販売に関する法律知識」と題して講演。さらに、(株)カタログハウス取締役の松尾隆久氏が顧客満足作りのポイントについて講演した。
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