日本を撤退した「カルフール」だが、上海の外資系スーパーで最も店舗数が多い。標記は「家楽福」縁起がよさそうな表記である。食品売り場は3F。生鮮含めて購入頻度の高い商品を3階に置く理由はわからないがエスカレーターがスロープで階段式より階を登るという感じはない。フロアのレイアウトはかつての「カルフール」幕張店同様に国内店舗とあまり変わらず、イオン・ゆめタウンらを連想させる。ただし、生鮮の品揃えは現地に対応しており、珍しい商品が数多く見られた。価格は市内市場より高い。一般食品で目についたのは粉ミルクを含めたベビー・幼児関連の品揃えの豊富さ。育児への力の入れようがあらゆるところに垣間見える。家電製品のうち外国製品で人気が高いのは日本メーカーとドイツメーカー。エアコンは中国メーカーの2倍近い価格で販売されていた。富裕層は最新技術を組み込まれた製品を積極的に購買する。冷蔵庫は業務用のような大きなサイズの製品が一般用で販売されている。高性能・多機能製品を安く売る日本とは異なり、価格・品揃え・製造国・必要な機能など多様な選択肢で買い物ができるようになっている。
▼生鮮売り場の一画にある惣菜コーナー
▼卵のタイムセールでは行列ができていた
▼食肉コーナーでの量り売り
▼豊富な品揃えの粉ミルク(62元≒813円)
▼32型テレビが2,395元(≒31,439円)
▼大型冷蔵庫の売り場(12,300元≒161,463円)
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