大内田建設は6月30日に1回目の不渡りを出した。直接の原因は(株)ビルド(本社・福岡市中央区)からの回収手形が決済されなかったことにある。同社の昌副社長は涙声で語る。
「自己破産するなんて、最後の処置にすぎない。(実の)兄貴である社長や私個人は、裸になる覚悟ができている。私が一番に考えているのは、一般債権者に一円でも多く配当できるようにすることだ。自分の身体をかけて金融機関と交渉している。取引先の方々に迷惑をかけて本当に済まない。週末までにはなんらかの決着がつくよう、目途をつけたい」。
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