国土交通省は6月30日に、2010年4月度の木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物の建築確認統計を発表した。発表の内容は、以下の通り。
木造3階建て戸建て等住宅の棟数は、2,084棟であり、前年度同月比116.9%となった。このうち防火地域内の棟数は19棟、準防火地域内の棟数は1,459棟であり、前年度同月比120.1%となった。
木造3階建て共同住宅は、棟数34棟、戸数273戸であり、前年度同月比はそれぞれ154.5%、287.4%となった。このうち防火地域内の棟数は0棟、準防火地域内の棟数が22棟であった。
丸太組構法建築物の棟数は、48棟であり、前年度同月比137.1%となった。
丸太組構法建築物の棟数が急上昇している。丸太組構法─ログハウスは防耐火ログの国土交通大臣認定を取得した施工会社が増加傾向にあり、防火規制区域でも建築が可能になったことが大きな要因であろう。別荘や商業施設の用途から、住宅としての用途が近年では50%を超えており長期優良住宅としても注目されるログハウスの市場は、「急激に増加することはないが、成長市場になる可能性は高い」と住宅業界消息通は語る。
ログハウスを含めた木造住宅への消費者の関心は、建築業界が低迷する中、微増ながら今後光明が見える市場であろう。
【河原 清明】
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