同研究会は、建築構造物に欠かせない鉄筋継手の最新情報や品質・施工管理のありかたなど、現場で携わる人々を中心に鉄筋技術の実例をもとにトータルコストダウンを考える会である。第2回目は6月29日(火)福岡商工会議所にて開催された。参加人数は前回を大きく上回る約60名。同研究会開催の背景には2009年に日本の鉄筋継手を管理する(社)日本鉄筋継手協会が鉄筋継手工事の標準仕様書の改定を実施したことが挙げられる。今までの管理範囲はガス圧接工事のみだったが、この改定により管理範囲を広げて溶接継手工事、機械式継手工事を含めた3つの工事を管理することになった。
今回の定例会では、3人の講師は登場。現場での最新工事の現状や市場の変化などが説明され、コンサルタントの現場で役に立つ交渉術など多彩な講義がなされた。会場には、3種類の継手工事の実例や不良工事の見本品などが展示・陳列されており、多様化する鉄筋継手工事の情報収集に役に立った様子である。とくに不良工事の見本では素人目には「このくらいは不良工事とは言えないのでは」と思えるような見本が多く展示され、改めて高い品質管理を推進しているのが感じ取れた。
今後も定期的に開催が予定されており、次回は今年12月頃との事。参加費は無料のことなので工事に携わる方々は特に参加されてみてはいかがだろうか。
▼約60名が集まった会場内のようす
▼不良工事のサンプル
▼関連リンク
鉄筋継手研究会事務局 (株)アクティス
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