九州ベアリング(株)
巻き返せるか?
佐賀県食糧(株)
赤字に転落した老舗米卸
■石油卸売ほか(福岡)/寿石油(株) ほか1社
設備投資過多 民事再生法適用申請準備中 負債総額 約17億円(2社合計)
代 表 : 大竹 淳二
所在地 : 福岡市中央区大手門3-11-23
設 立 : 1986年4月
資本金 : 8,000万円
年 商 : (08/9)50億8,517万円
6月30日、同社は決済が不調に終わり、子会社の(株)寿海運とともに民事再生法適用申請の準備に入った。担当は、森中剛弁護士(金子法律事務所、福岡市中央区赤坂1-6-11、電話:092-712-0070)ほか1名。負債総額は同社が約14億円、寿海運が約3億円、2社合計で約17億円が見込まれる。
■コンクリート二次製品製造販売(熊本)/協立コンクリート工業(株)
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 約8億円
代 表 : 山田 健
所在地 : 熊本県菊池郡大津町室1760
設 立 : 1958年12月
資本金 : 3,000万円
年 商 : (09/8)約7億5,500万円
6月30日、同社は破産手続申請の準備に入った。担当は青木幸男弁護士(青木法律事務所、熊本市九品寺3-5-21、電話:096-632-0734)。負債総額は約8億円が見込まれる。
■食料品卸(佐賀)/(有)北村商事
販売不振 破産手続申請準備中 負債総額 1億2,928万円
代 表 : 北村 佳信
所在地 : 佐賀市開成3-3-37
設 立 : 1984年6月
資本金 : 350万円
年 商 : (09/5)約4億円
6月30日までに、同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。申請代理人は牟田清敬弁護士(牟田法律事務所、佐賀市中の小路7‐21、電話:0952-22-4489)。負債総額は1億2,928万円が見込まれる。
■食料品卸(佐賀)/脇山総合食品(株)
採算割れ 決済不調 負債総額 現在精査中
代 表 : 脇山 義弘
所在地 : 佐賀県唐津市和多田南先石7-13
設 立 : 1968年3月
資本金 : 1,000万円
年 商 : (09/12)約7億2,000万円
弊誌2007年7月9日号「SIC」にて既報の同社は、7月1日の決済が不調に終わり、事後処理を弁護士に一任した。担当は松尾紀男弁護士(松尾法律事務所、佐賀県唐津市北城内7-5-3、電話:0955-74-5051)。負債総額は現在精査中。
■土木工事(鹿児島)/丸岩建設工業(株)
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 約1億2,000万円
代 表 : 岩崎 昇
所在地 : 鹿児島県阿久根市波留2566-2
設 立 : 1983年6月
資本金 : 1,000万円
年 商 : (09/10)5, 279万円
5月31日に1回目の決済不調となっていた同社は、6月11日までに破産手続申請の準備に入った。担当は新倉哲郎弁護士(和田・石走・蓑毛法律事務所、鹿児島市山下町16-11、電話:099-222-3188)ほか。負債総額は約1億2,000万円が見込まれる。
■特集・大内田建設破綻GW明けの5月7日、大内田建設(株)(本社:北九州市小倉北区、以下O社)の大内田薫社長と大内田昌副社長が建設業法違反の疑いで逮捕された。容疑の内容は、2007年、08年度の決算書を県に提出する際、虚偽の短期借入金を記載したという疑いでの逮捕だった。
○逮捕事件は別件で同情される
○業者資格を取り上げられることに狼狽
○最後のとどめは鹿児島のマンションの案件
■特集・大内田建設破綻
請け負うだけではリスクが大きい 協同参画が必要なマンション受注
6月29日に自己破産申請準備中であることが判明した、北九州市のゼネコンである大内田建設(株)。マンション受注で地場トップクラスのゼネコンへと成長を遂げていたが、大きな痛手を被ったこともある。この痛手を教訓化できず、今回の事態を招くこととなった。
○マンション受注で売上高100億突破
○販売不振により代物弁済を余儀なくされる
○今後はデベロッパーと運命共同体の時代
■特集・大内田建設破綻
地場有力ゼネコンの落日 過去の教訓を活かせず
6月29日夕、「地場有力ゼネコンの大内田建設破産」の一報に、北九州地区の建設業者の間に激震が走った。大型マンション建設を得意とし、急激に業績を伸張させた地場ゼネコンの破綻が与える影響は計り知れないものがある。
○土木工事からスタート
○囁かれる信用不安
○脱・マンション建設
○社長・副社長ら3名が逮捕
特集・大内田建設破綻
市場縮小に苦しむ建設業界 ハイリスクの事業を余儀なくされる
北九州の名門ゼネコン、大内田建設(株)が経営破綻に追い込まれた。経営陣の逮捕という不測の事態もあったが、実際は市場縮小の波に呑み込まれて、回収面の問題から資金繰りに行き詰まったものだ。
○官需、民需とも縮小一途の状況が続く
○国土交通省の無策が負の連鎖を生む
○業界が抱える矛盾と業者のジレンマ
企業クローズアップ
リサイクルプラントを増設 循環型社会を実現する静脈産業
エコアス(株)
2010年6月、福岡市内で唯一の有機性汚泥リサイクルプラントを持つエコアス(株)が、処理品質の向上を目的としたプラント増設工事を完成させた。約1,300万円を投入した同社の設備投資を、循環型社会への移行を実現する静脈産業の取り組みとして紹介したい。
代 表:大澤 清和
所在地:福岡市博多区東那珂2-10-55
プラント:福岡市博多区西月隈4-932-1、932-2
設 立:2004年4月
業 種:建築物環境衛生管理、汚泥処理
URL:http://www.ecoas.co.jp
○生命体の循環を担う静脈産業
○福岡市内唯一の有機性汚泥リサイクル施設
○常に進化する汚泥処理のエキスパート
流通大競争時代
エフコープ、物流統合機に攻勢 出店12年ぶり再開
エフコープ生活協同組合は、今春から九州地区生協の物流が統合されたのを機に積極攻勢に出る。品揃えを増強し共同購入事業をテコ入れするとともに、凍結していた新店を12年ぶりに再開する。ただ、前期は2期連続減収・3期連続経常減益になるなど、足元の業績は厳しい。
○九州各生協と物流一元化
○厳しい足元の業績
○新宮町に新店
政界インサイドリポート
参院選の裏で始まった 民主党大戦争
参院選の風向きが徐々に変わりつつある。菅政権の登場でV字回復した内閣支持率が、「消費税10%」を参院選の公約に掲げたことが裏目に出て急降下し始めたからだ。
○混迷する"勝者なき参院選"
○仙谷-枝野の"反小沢クーデター"の行方
○参院選のさなかでの来年の解散論
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