低迷を続ける健康食品市場で元気なのが発酵食品だ。なかでも乳酸菌や酵母など微生物による発酵・熟成により生み出される発酵エキスを用いた酵素食品に人気がある。形状にはペースト、ドリンク、粉末、カプセル、錠剤などのタイプがあるが、高濃度の有用成分を有効に摂取するには長期熟成させたペースト状が適している。ただし手間をかけた分価格も高く、臭いや味に独特の癖がある。オリゴ糖などで味付けし臭いを消したドリンクタイプも吸収性にはすぐれているが、酵素特有の風味はいくらか残しているものが多いようだ。
そのため飲みやすい錠剤やカプセルタイプの商品が市場には数多く出回っているが、今もっともニーズがあるのがゼリータイプの酵素食品である。
「食べておいしい酵素のニーズが高い」(受託製造メーカー)という。(株)機能性食品開発研究所(岡山市北区、代表取締役:池田昭)では、70種類以上の植物性原料を使用した酵素健食をOEM生産している。今年から中国にも展開する予定で、工場はフル稼働の状態。製造に時間がかかるため、計画生産による生産量の安定化を図っている。
柔軟な製品企画により、委託企業の得意とする原料を複合したオリジナルな発酵食品の製造を行なっている。ゼリータイプは携帯しやすいスティック包になっているため、美味しくかつ、おしゃれな酵素食品として女性のあいだで広がっている。
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(株)機能性食品開発研究所
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