(株)リンガーハット(福岡本社:福岡市博多区、東京本社:東京都大田区、米濱和英会長兼社長)は7月12日、2010年2月期 第1四半期 決算(連結)、業績予想の修正、ならびに配当予想の修正を発表した。
1.2010年2月期 第1四半期 決算(連結)
当第1四半期連結会計期間の売上高は前年同期比6.2%増の83億2,500万円、経常利益は同比1157.3%増の3億3,100万円、四半期純利益は同比556.0%増の2億4,900万円となった。
昨年10月から「長崎ちゃんぽんリンガーハット」全店で導入した、日本の野菜を100%使用したメニューが、「おいしさ、安心・安全」を志向する顧客の支持を得たことが増収につながったとしている。そのほか、長崎ちゃんぽんの麺増量サービスについても顧客の評価も高かったとしている。
また営業管理組織を一新し、従来の地域ブロック別管理体制からロードサイド型、駅前都心型、ショッピングセンター内のフードコート型など利用形態によって営業部を分け、それぞれの顧客のニーズにあった営業施策が打てる体制にすることで収益力強化を図った。
出店については、当第1四半期連結会計期間においてタイ国1号店となるバンコクK-Village店の出店を含め、グループ計で10店舖を出店。1店舖を閉店し、期間末では合計566店舖(うちフランチャイズ店舖120店舖)となった。
新規出店については出店エリアを拡大中で、4月28日に東北地方初出店となる「イオンモール名取エアリ店」(宮城県仙台市)をオープン。今後も、東北地方や北海道への出店を予定しており、7月1日には「イオン仙台泉大沢店」(宮城県仙台市)をオープンした。
2.業績予想の修正
11年2月期 第2四半期 連結累計期間については、売上高は前回発表どおりとなる見込みであるものの、利益面では第1四半期段階で計画に対し順調に推移しており営業利益で2億円、経常利益で1億8,000万円、四半期純利益で1億3,000万円それぞれ前回発表予想を上回る見込み。
11年2月期 通期 連結業績予想については、売上高は新規出店が計画より前倒しで進捗していることから、前回発表予想より1億4,000万円上回る見込み。利益面では今後店舗改装や工場設備投資を積極的に実施することにより、第2四半期以降はほぼ当初計画どおりの利益を予想しており営業利益で1億9,000万円、経常利益で1億8,000万円それぞれ前回予想を上回る見込みとしている。
当期純利益については、店舗改装による固定資産除却損や減損損失などの特別損失の計画を積み増し、前回発表予想を7,000万円上回る7億5,000万円としている。
3.配当予想の修正
上記のとおり、11年2月期 第2四半期 連結累計期間の四半期純利益が前回発表予想から増加することが予想されるため、第2四半期末配当金を前回予想から1株当たり1円増配し、4円から5円にするとしている。
期末配当金を含めた配当金の年間合計予想は、前回予想9円から10円へ修正するとしている。
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