第一三共ヘルスケア（株）（東京都中央区、代表取締役：高橋利夫）が、2011年３月をもって健康食品『マツマックス』を終売する。『マツマックス』は、松茸に含まれるα－グルカン・蛋白質複合体であるα－プロテオ・グリカンを主成分とする免疫活性食品。呉羽化学工業（現（株）クレハ）が国産松茸を菌糸体培養して製品化、第一三共が薬局・薬店に限定して販売している。
　カワハリタケ由来の抗がん剤「クレスチン」（呉羽化学／三共）の健食版として注目を集め、最盛期は、年間2億円を販売していたが、昨年は1億円程度に減少した。配荷先は全国の薬局約2,000店。今年６月から取引先の薬局に終売を知らせる文書を配布し、順次出荷を停止する方針。
　今後は、OTC医薬品の販売に注力していく考えだが、同社が強みとするⅠ類薬は、昨年６月の改正薬事法施行以来、伸び悩んでいることから、トクホ市場を視野に入れた製品開発も行なう方針。

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