昨日からの大雨の影響で、福岡県内の交通がマヒした。通勤、通学の時間帯と重なったこともあり、通行止めや道路冠水の影響で、福岡都市圏の主要道路は大渋滞に陥った。福岡市のベッドタウンである春日市、大野城市、那珂川町でも道路冠水により、冠水車が続出。春日原ゴルフ場近辺や白水公園近くでも、冠水車が道路を塞ぎ、渋滞に拍車が掛かった。バスも渋滞に巻き込まれたため、バス停はバス待ちの人で溢れた。福岡市周辺部から福岡市内への車での通勤は、通常30~40分程度だが、渋滞により2~3時間もかかる状況となった。
(社)日本自動車連盟(JAF)福岡支部によれば、本日7月14日、午前0時から10時までの10時間に、福岡県で158件の冠水車の救援依頼を受け付けたという。地区別では福岡地区44件、北九州地区78件、久留米地区36件。10時以降も引き続き救援依頼が入っている状況であり、その数はさらに増加する見通しだ。他県から応援作業車が集結しているが、それでも対応にかなりの時間を要しているという。
筆者も通勤途中に渋滞に巻き込まれ、冠水車を数台見かけた。そこで気付いたのは、改造して車高を落とした車(いわゆるシャコタン)が、真っ先に冠水し身動きが取れなくなるという当たり前の事実だった。
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