配管設備工事業者や左官業者、サッシ工事業者など、建築専門工事業者のリフォーム事業参入が増えている。これまでは、建設会社や住宅会社から工事を請負っていたが競争激化や、単価競争などから収益確保が難しい時代となり、エンドユーザーである個人を対象にしたリフォーム事業に参入している。
しかし、リフォーム事業も競争は厳しく、「やってみないとわからないようなケースも多々あります。リフォーム経験が乏しいところは、フタを開けてみれば大きな赤字というケースもありますよ」とリフォーム専門業者は指摘する。リフォーム事業は、新築と違って現場ごとに対応を迫られるため、安易な参入は首を絞めることになると警笛を鳴らしているのだ。
直接受注により収益を確保する可能性は高いかもしれないが、専門でない部分の工事が発生するケースも多く、「最低でも工事全体を把握できる技術と、スキルが必要」とリフォーム専門業者が指摘するように、安易な進出は墓穴を掘ることになる。
「どうしてもしたいなら、自身の専門分野だけに特化すれば道は開けるかもしれませんよ」という指摘もある。
【山口】
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