安川情報システム(株)(本社:福岡県北九州市、清水喜文社長)は7月14日、2011年3月期 第1四半期 決算(連結)を発表した。
当第1四半期連結会計期間の売上高は前年同四半期比3.8%減の21億7,700万円、経常損失は3億900万円、四半期純損失1億7,500万円となった。
当第1四半期連結会計期間は、依然としてIT需要が低調だったとしている。
なお、国内企業の多数が事業年度を4月から3月までと定めており、システムの導入および検収が顧客の決算期である9月および3月に集中していることから、同社グループの売上高および利益が第2四半期末および期末に集中する傾向にあるため、第1四半期および第3四半期の売上高および利益が他の四半期に比べ低い水準となっている。
1.ビジネス・ソリューション事業
○売上高:10億5,300万円(前年同四半期比18.4%減)
製造業向けビジネスソリューションについては企業の情報関連投資抑制の長期化により低調で、移動体通信事業者向けシステム構築についても開発案件が一巡した影響により規模が縮小した。
2.組込制御ソリューション事業
○売上高:5億4,700万円(前年同四半期比3.8%減)
遠隔監視装置や列車運行シミュレータなど前年からの新規案件があったものの、設備投資の回復は鈍くメカトロ分野、半導体製造装置向けの制御ソフト、生産ライン向けFAシステムは低調に推移した。医療機器向けや民生機器の組込ソフトも依然として厳しい状況となった。
3.医療・公益ソリューション事業
○売上高:2億1,100万円(前年同四半期比3.8%減)
自治体向け情報通信基盤構築は前年を下回ったものの、医療機関向けソリューションサービスは堅調に推移した。
4.プロダクト事業
○売上高:3億6,500万円(前年同四半期比64.5%増)
インターネット・セキュリティ関連製品については保守サービスの増加などにより底堅く推移し、情報通信機器分野も需要が堅調に推移した。
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