(株)マルマエ(本社:鹿児島県出水市、前田俊一社長)は7月14日、2010年8月期 第3四半期 決算(非連結)を発表した。
当第3四半期累計期間の売上高は前年同四半期59.1%減の6億6,100万円、経常損失は2億7,600万円(前年同四半期の経常損失は3億円)、四半期純損失は2億2,500万円(前年同四半期純損失は3億9,200万円)となった。
FPD分野においては、中国当局がパネルメーカーに対し工場建設の許認可を拡大させたことから、同社の受注も生産工程ごとに順次拡大を始めた。しかし製造装置部品の受注において、部品価格の低迷に対し社内コストダウンが遅れ気味であったことや、社内生産計画の不備により回復が遅れた。一方、消耗部品などの受注・生産は、パネルメーカーの生産状況が好調だったことから順調に推移した。
半導体分野においては、半導体メーカーの稼働が好調だったことと、製造装置メーカーの受注が幅広く回復基調であったことから、同社の受注・生産共に順調に拡大し、同分野としては過去最高の受注生産額となった。また、生産性の改善により拡大傾向は続いているとしている。
太陽電池分野においては、国内複数メーカー向けの試作および評価機の積極的な受注・生産を行なった。なお、装置組立事業では選別受注の方針を立てたことで、不採算のために受注を見送る案件が多く、受注と生産は低迷した。
売上高については、精密切削加工事業では半導体分野が順調に回復しているものの、FPD分野の受注低迷が長引いたことにより前年同四半期比12.6%減の6億4,200万円となった。装置組立事業は大型案件の売上高が計上されなかったことにより同比97.9%減の1,800万円となった。
利益面については、売上高の低迷と受注単価の下落により営業損失を計上した。
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