ヨドバシカメラとヤマダ電器はどちらが生き残るか。「ヨドバシカメラのほうが生き残れる確率が高い」とは、両方にタッチしているあるコンサル先生の結論である。何故、ヨドバシカメラのほうが優勢か。それを説明するのは簡単なこと。非上場会社であるからだ。

　ヨドバシカメラは、藤沢オーナーの下で１兆円企業に到達しようとしている。非上場故にどのような決断も容易にできる。たとえばＪＲ大阪に隣接している店舗は敷地の半分しか使っていない。販売不振になればいつでも閉店して不動産業に転ずることが可能だ。

　ヤマダ電器は上場企業であり、オーナー山田氏の好き放題。方向転換は難しい。またカントリーリスクの視点から考えると、中国に活路を見いだそうとしている戦略も危ういと言える。
しかしながら、ヨドバシカメラの優位の条件には「藤沢オーナーが元気な間は...」という限定がつく。

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