山下医科器械(株)（本社：福岡市中央区、山下尚登社長）は７月12日、2010年５月期 決算（連結）を発表した。
　当連結会計年度の売上高は前年同期比8.2％増の394億2,100万円、経常利益は同比16.8％増の３億5,900万円、当期純利益は同比33.4％増の１億8,600万円となった。

　売上高について、医療機器部門のうち一般機器分野では、急性期医療機関の設備投資に伴う医療機器備品の売上増加および再生医療用機器や大学向け研究機器などの理化学備品の売上増などにより前年同期比21.9％増の82億4,800万円となった。
　一般消耗品分野では、SPD契約施設の新規獲得などによる医療機器消耗品や症例獲得増加による整形消耗品の売上増などにより同比4.7％増の181億1,400万円となった。
　低侵襲治療分野では、消化器内視鏡において経鼻型の普及に加え、狭帯域光観察やハイビジョン画質型などの上位機種の売上増と、内視鏡手術システムなどサージカル備品の売上増などにより同比10.2％増の83億6,600万円となった。
　メディカルサービス分野では、医療ガス工事やオペ室工事などの設備工事案件の増加やCT・MRIなどの画像診断機器の売上増などにより同比5.0％増の33億8,700万円となった。

　この結果、医療機器部門の売上高は同比9.2％増の381億1,700万円となった。また医療情報部門におきましては、電子カルテ対応オーダリングシステムなどの大口受注が無かったことから同比15.3％減の13億300万円となった。

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