「健康食品の有効性表示を認めていく方向で検討する」―。7月28日に開催される消費者庁「健康食品の表示に関する検討会」の最終報告書案の中に、健康食品の有効性表示と、それを裏付ける評価方法(エビデンス)を検討することが盛り込まれる見通しとなった。
最終報告書案には、まず特定保健用食品(トクホ)制度について、治験ガイドラインと広告ガイドラインの必要性を盛り込み、年内にもそれぞれのガイドラインづくりに着手すべきとする提言が明記される模様。一方、健康食品については、今後の検討課題として、ヘルスクレーム(有効性表示)を容認することを視野に、有効性評価の仕組みや表示方法にあり方について検討することを盛り込むものと見られる。
事実上の広告規制となるトクホ広告ガイドラインが策定されれば、大手企業を中心とするトクホ開発にブレーキがかかりそうだが、有効性表示への道筋が見えてきた健康食品業界にとっては、今後の行方に期待が持てそうだ。
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