歯科衛生士などの歯科医療従事者を対象とした研修会が25日、都内で開かれ、講師に立った日本ニュートリション協会副理事長の清水廣宣氏は、歯科医院でのサプリメント外来の導入策について講演した。清水氏は、歯科医院では10年程前から予防歯科が行なわれているが、今後は口腔領域だけにとどまらず、全身の健康管理、予防医療に取り組む必要性を訴えた。
清水市は、「医科の診療所では、治療中心の医療に加え、予防医療を積極的に取り込む施設が増えだしている。歯科医院も老若男女が来院するという特性をいかして地域住民の健康管理を念頭に置いた予防医療、つまり未病の段階から健康管理を積極的に支援する機能を発揮する必要がある」と語った。
さらにサプリメントの品揃えと来院者へのアプローチについて言及。「商品を選ぶ際は、エビデンスがあるのは当然として、医療機関専用製品であることが望ましい。各種調査から、成人の7割は何らかのサプリメントを使用しているか、使用経験があるので、問診表を作成するなどして事前に調査してみるのも、ひとつのきっかけとなる」とした。
◆健康情報サイトはこちら >>
健康情報サイトでは健康・食に関する情報を一括閲覧できるようにしております。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら