23日、農林水産省は、「緑と水の環境技術革命プロジェクト事業」の公募開始を発表した。
世界的な人口増加や経済成長、地球温暖化等の進展により、食料を含めた各種資源の調達が世界的な競争にさらされる時代となり将来的に不安定化するリスクが高まっている。
その一方で、日本の農林水産業の活力は著しく低下し、農山漁村地域の維持・存続も危機的な状況にあると言っても過言ではない。
こうした状況を打開する為に、政府は農林漁業者と2次産業者、3次産業者との融合・連携、いわゆる「農山漁村6次産業化」を推進している。農林水産業・農山漁村の有する農林水産物その他の資源を様々な2次・3次産業と連携して活用することで、新たな付加価値を生み出す地域ビジネスの展開や新産業を創出することを狙っている。
そのようななか、今回公募が始まった「緑と水の環境技術革命プロジェクト事業」では、農林水産業・農山漁村の資源を活用し、新たな事業の創出につながる可能性のある有望技術について、採算性や実用化に向けた技術課題等の事業化可能性調査を実施する団体に対して、調査分析費用等を最大1,000万円まで補助するとしている。
公募期間は次の通りである。同事業の予算は2億円であり、予算額に達した場合は1次募集のみで公募終了するとしている。
【第1次締切】8月23日(月) |
【第2次締切】9月24日(金) |
独自のノウハウ・技術を持つ製造業、卸売業、小売業、サービス業で、農林水産業と連携すれば新商品・サービス等を生み出せるという可能性を感じている事業者は同助成金の活用を検討してはみてはどうだろう。詳細は、以下を参照。
▼詳細
農林水産省「緑と水の環境技術革命プロジェクト事業」
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