北海道大学・次世代ポストゲノム研究センター長の五十嵐靖之氏は、7月26日に都内で開催されたセミナー「21世紀の医療界に貢献できる新食品素材を探訪する」(主催:新社会システム総合研究所)で講演し、環境要因などが遺伝子へ影響を与えるエピジェネティクスについて報告した。
五十嵐氏は、「同じ遺伝子を持っていても、その遺伝子が働くかどうかは摂取した食品によって変わったり、代謝活性や体内の脂質レベルなどは個人によって異なる。将来は肥満になりやすい遺伝子を持っていても、その遺伝子を発現させないように食事によって具体的な予防対策が立てられるようになる」と指摘。危険因子となる遺伝子を持っていても、リスク回避できるエピジェネティクスを発揮するような予防食品、ニュートリエピゲノミクスを開発することの重要性を聴講者に訴えた。
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