企業調査会社の東京経済(株)が保有し、福岡支社を置いていた福岡市中央区薬院の「第二東経ビル」。同支社の移転に伴い、同ビルの今後が注目を集めている。
中央区薬院1丁目にある同ビルは、1970年5月新築の築40年。一等地に位置することから売却も噂されているが、当面は賃貸物件として運用される方針が聞かれる。但し、現時点ではテナントはおろか賃料すらも決まっていないとのこと(不動産業者談)。周囲には「薬院ビジネスガーデン」に代表される最新オフィス物件が大量に供給されており、しかも景気低迷の折、熾烈な価格競争を繰り広げている。40年を経た高経年ビルだけに、苦戦が予想される。
なお、福岡支店の移転に先立ち、今年3月、同社は福岡市中央区清川にビルを購入。新たに「第二東経ビル」と名を変えた同ビルは、88年5月新築、2000年4月に大規模改修を経た物件であり、山口銀行が1億6,000万円の抵当権を付けている。
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