国土交通省九州地方整備局は、地上デジタル放送を活用した河川防災情報提供の取り組みとして、河川防災情報をより効果的に地域の方へ情報伝達が行えるように「プッシュ型河川情報アラームメール」の運用を開始する。
プッシュ型河川情報アラームメールとは、九州管内の一級水系(20水系)に配置した雨量・水位観測所のなかから、利用者が必要とする観測所を選んで登録すると、基準値を超過した観測所の雨量・水位データが配信される。プッシュ型とは、個人の携帯電話に自動的にメールを届ける仕組みのこと。
1)九州管内一級河川の雨量・水位情報を携帯メールで知らせる。
「川の防災情報」で提供される河川情報を携帯電話のメールにて知らせる。
提供される情報は九州管内一級河川20水系に配置される雨量観測所と水位観測所。
URLサイトを見なくても広域的な河川情報を受信することができる。
2)雨量・水位が基準値になればメールを受信
水位の基準値は、計画高水位、はん濫危険水位、避難判断水位、はん濫注意水位、水防団待機水位です。雨量の基準値は気象庁の「警報・注意報発表基準」を用いて、対象となる雨量観測所の基準値とする。
3)お好みのアラーム設定が可能
対象とする水位及び雨量観測所の選択を行なえ、基準値の値も任意に設定が可能となる。たとえば、早めにメールを受信したい場合には基準値を低くしたり、逆にメールの配信を減らしたい場合には基準値を高くしたりすることができる。
なお、運転開始は、7月20日となっている。
現在、九州各地で降雨による災害が発生している、事前に情報を取得することで、防災に役立ててはいかがだろうか?
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国土交通省九州地方整備局
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