7月16日、食品SOS対応プロジェクトによる会合が開催され、こんにゃくゼリーを含む窒息事故に関する検討結果がまとめられた。同プロジェクトを所管する消費者庁は、報告書をインターネット上に公表した。
同プロジェクトでは、再現試験を通じて窒息事故リスクに対する検討が行なわれている。検討結果から、多くのこんにゃくゼリーについて重篤な窒息事故につながるリスク要因を複数有しているとの知見を得たとしている。窒息頻度が高い「もち」や「あめ」については、「もちは口腔内での滑りやすさが低く、あめは強い気道閉塞を生じさせにくい点で、こんにゃく入りゼリーよりもリスク要因が少ないことが示唆された」としている。
消費者庁は今後、改善につながる参照指標を作成するための方向性を年内に固めるための検討を進めていく。また形状や物性などの早急な改善を促す一方、消費者への注意喚起や販売方法の改善策を強化し、食べ方などについてわかりやすい注意喚起・啓発を行なうとしている。
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「こんにゃく入りゼリーを含む食品等による窒息事故リスクの低減に向けて」
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