7月6日、11人の逮捕者を出した福岡市内の健康機器販売会社(株)毎灸(福岡市中央区)の社長・筒井直美容疑者と社員11名に対し、福岡・長崎両県警はきのう26日、別の容疑者に対する特定商取引法違反容疑(不実の告知)で再逮捕した。
同容疑者ら11人は、家庭用温灸器セットを「なんでも治る」と虚偽の表現を用いて49万1,400円(税込)で高齢者に販売し20億円以上を売り上げていたとされている。
同社は福岡市内の繁華街天神の雑居ビルを拠点に、約3年前から同品の販売を行なっている。本社を3階に置き、2階を営業所としている。記者が訪ねたところ、幹部が留守中の3階では留守番の女性事務員数人が電話の対応に追われていた。温灸器の利用者からの問い合わせで、今回の事件に関するもののほかに、利用方法に関する問い合わせもあるという。
事務員の1人の話では、給与も遅配なく支払われている様子で「特に不安は感じない」という。2階の営業所を訪ねると背広姿の男性が2人、パソコンに向かっていた。取材には「ノーコメント」とし、事件の経緯や今後の対応についても話を聞くことはできなかった。1階の管理会社によると、2階にある営業所は来月引き払われる予定だという。
◆健康情報サイトはこちら >>
健康情報サイトでは健康・食に関する情報を一括閲覧できるようにしております。
*記事へのご意見はこちら