中小企業庁では、7月26日より「平成22年度中小企業海外展開支援事業費補助金(JAPANブランド育成支援事業)」の公募を開始している。
同補助金は、中小企業の海外販路の拡大を図るとともに、地域経済の活性化や地域中小企業の振興に寄与することを目的としたものである。地域の中小企業などが一丸となってその地域の優れた素材や技術等を活かし、世界に通用する産品や技術ブランド確立を目指す取り組みを支援している。
補助対象は、中小企業を中心とした4者以上のグループ、商工会議所、商工会、都道府県商工会連合会、事業協同組合など。
補助の対象となる事業は、以下の2点である。
【戦略策定支援事業】 地域の中小企業等の共通認識を醸成し、地域の現状を分析、明確なブランドコンセプトと基本戦略を策定するため、専門家を招聘しブランドに対する理解を深めるためのセミナーなどの開催、市場調査など、実施する経費を補助する。補助金額100~500万円(定額)。
【ブランド確立支援事業(1年目)】
地域の中小企業などが、その地域の優れた素材や技術などを活かした製品の魅力を高め、国内さらには海外のマーケットで通用するブランド力を確立するため、市場調査、専門家の招聘、デザイン開発・評価、新商品開発・評価、展示会への出展等に要する経費の一部を補助する。100~2,000万円(助成率2/3)。
公募締め切りは、8月31日(火)の17:00まで。公募申請書の提出先は、九州経済産業局(〒812-8546 福岡市博多区博多駅東2丁目11番1号 福岡合同庁舎本館 6階、7階)。
地域で連携して本気で海外への進出を考えている中小企業にとっては、国の強力な支援が得られる可能性がある。申請期限までちょうどひと月。申請書類等の準備には時間もかかるので、興味がある方は早目に取り組んだほうがいいだろう。
詳細は、以下の関連リンクを参照。
▼関連リンク
助成金活用支援ナビ福岡
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら