3日、(株)PALTEK(本社:横浜市港北区、高橋忠仁社長)は福岡スマートハウスコンソーシアムに参画し、福岡市提供のレンガ住宅(福岡市東区香椎照葉4丁目アイランドシティ中央公園内)で行なわれているスマートハウス実証実験プロジェクトに参画すると発表した。
同コンソーシアムは(株)スマートエナジー研究所(本社:静岡県駿東郡、中村創一郎社長)、dSPACE Japan(株)(本社:東京都品川区、有馬仁志社長)、(株)アバール長崎(本社:長崎県諌早市、川浪義光社長)などにより設立された団体で、スマートエナジー研究所 CTOファウンダーである中村良道氏が発起人として代表を務めている。家庭内のエネルギー利用における発電、蓄電、制御技術に関連する企業群と、電源用シミュレータの開発、研究を行なう崇城大学 エネルギーエレクトロニクス研究所が、家庭内での最適なエネルギー制御の研究とそれぞれの実証技術の開発を目的に自主的に集結した。
この実証実験プロジェクトでは、自然界の法則である植物細胞に注目しエネルギーを創る、蓄える、賢く使うといった仕組みや、生物の自律的なエネルギーの制御や振る舞いに学びながら、家庭内エネルギー制御のためにDC/DCコンバータやDC/ACインバータなどの電力変換機器の自律的制御を行ない、システム全体の安全制御を目指す。
PALTEKでは今回のプロジェクトにおいて、各種機器の制御のために用いられる無線ネットワークのアプリケーション構築について担当する。
なお同コンソーシアムの実証実験プロジェクトは10年9月頃から実証実験を開始し11年3月まで行なわれ、10年10月中旬と11年3月初旬に中間報告会を行なう予定となっている。ただし新たな技術的課題などが見つかった場合には、実証実験の期間を1年間延長するとしている。
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