昨年7月にコンビニエンスストア「サンクス福岡天神2丁目店」をオープンし、福岡進出を果たした(株)サークルKサンクス(本部:東京都中央区、中村元彦社長)。5年間で100店舗の出店を計画しており、順調に店舗数を伸ばしている。
進出から約1年間が経過した現在、福岡県における店舗数は16店舗。中心地である天神地区(薬院、今泉を含む)の5店舗をはじめ、福岡市内だけで15店舗あり、福岡市民からの知名度も高まりつつある。8月末には20店舗まで増加する予定だ。
その一方で、なかなか客足が伸びていないというのも現状もある。「受け入れられるまでにはある程度の時間が必要」とは同社担当者。オープンから1年近く経つ店舗では、売上も増えているようだが、オープン間もない店舗ではどうしても集客に苦労しているようだ。その対策が、デザート「Cherie Dolce(シェリエドルチェ)」やパスタ「rubetta(ルベッタ)」といったPB商品の開発によるターゲットを女性に絞った営業戦略。女性の数が多い福岡市ならではの特性に着目した仕掛けを行なっている。
今後も数多くの新規出店が見込まれるサンクス。新しいフィールドでいかに定着し、ブランド力を高めていけるかが注目される。
【楢崎 賢治】
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