4日、RKB毎日放送(株)(本社:福岡市早良区、永守良孝社長)は11年3月期 第1四半期 決算(連結)を発表した。
当第1四半期連結会計期間の経営成績は、売上高は前年同期比5.5%減の55億400万円、経常利益は同比22.3%減の2億6,500万円、四半期純利益は同比12.4%減の1億1,300万円となった。
テレビ収入については企業の業績回復により広告活動が回復しつつあるため、前年実績を若干下回ったものの増益となった。一方、システム関連事業で民間向けソフトウェア開発の受注減少により減収減益となった。
1.放送事業
○収入:39億4,400万円(前年同期比2.6%減)
○営業利益:1億8,700万円(前年同期比5.3%増)
テレビ部門は収入が前年同期比2.1%減の35億200万円となった。スポット収入は全国的な広告投下量の増加により2.7%増加したものの、タイム収入は企業の固定費削減傾向もあり9.1%減となった。
業種別では化粧品・洗剤、薬品などが落ち込み、輸送機器などは伸びたものの、カバーできなかった。
ラジオ部門は収入が同比6.3%減の4億4,200万円となった。タイム収入はショッピング番組などの増加により8.7%増となったものの、全国的なラジオ広告投下量の減少によりスポット収入は15.6%減、制作収入は前年実施した大型イベントの減少分をカバーできず27.1%減となった。
業種別ではサービス・娯楽や金融・保険などが大きく落ち込んだ。
2.システム関連事業
○収入:8億900万円(前年同期比15.5%減)
○営業損失:7,900万円(前年同期は営業損失3,600万円)
情報サービス産業でも情報関連投資の抑制が続き、価格競争が激化し民間向けソフトウェア開発の受注が減少し減収となり、営業損失が拡大した。
3.不動産事業
○収入:3億3,900万円(前年同期比0.5%増)
○営業利益:1億7,900万円(前年同期比1.2%増)
RKB放送会館立体駐車場の建設により駐車場賃貸収入などが増加し、増収増益となった。
4.その他事業
○収入:6億8,900万円(前年同期比9.4%減)
○営業損失:5,300万円(前年同期は営業損失2,500万円)
催事部門では「シカン展」などを開催したものの、前年実施した「白洲次郎と正子の世界展」や全国2会場で実施した「吉村作治の新発見!エジプト展」の収入をカバーできず減収となり、営業損失が拡大した。
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