大手住宅総合メーカーで、売上高業界首位の大和ハウス工業(株)（本社：大阪市北区梅田）は、2011年春を目途にLi（リチウム）イオン２次電池や太陽電池を搭載した住宅を発売することを発表した。
　日中の太陽電池による電力を蓄電池に充電し、効率的に活用することで、CO2排出量や光熱費を大幅に削減する。また、住宅内の家電機器やLED照明などの電力を制御するHEMS（home energy management systems）も活用する。「埼玉県春日部住宅展示場」と、愛知県名古屋市の「メ～テレ八事ハウジング」の同社展示場に実証実験用の住宅「SMA×Eco HOUSE（スマ・エコハウス）」を建設し、7月10日から一般公開している。
　同社では、2020年までにCO2排出量や光熱費がゼロとなる住宅の開発を目指すプロジェクトを進めており、今回の実証実験用の住宅はそのプロジェクトの第一弾である。

【石崎】

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