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日本の食文化を世界へ (株)グローバル・シーフーズ(4)
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2010年8月 6日 08:00

旧知の人物がインドネシアの県知事に就任

 2004年末、香港に現地法人を設立した三田村氏は、ほぼ同時期に南区警弥郷に明太子工場を稼動させる。起業のときに力を貸してくれた大口の取引先が、駆け出しの同社の製品を販売してくれたのだ。同社の「博多の匠」ブランドの明太子は次第に評判を呼び、現在では東京の高級スーパーチェーンにも納入されている。
 「ナマコ」の貿易などで出張を重ねる過程で、東南アジア各地にネットワークを作ることができた。05年には、かつての父親の会社で扱ったことがある「すり身」の輸入に着手。ベトナムに協力工場を見つけて取り引きを開始した。この分野は、あらゆる需要が見込めマーケットが大きい。これまで以上の手ごたえを感じるようになった。
 こうした中で、インドネシアのある地方では将来を決定付ける選挙が始まろうとしていた。南スラウェシ州バンタイン県の知事に、ヌルディン・アブドゥラ氏が立候補したのだ。同氏は九州大学に留学し、留学生会の会長を務めていた人物だ。三田村氏も学生だった90年代はじめ、父親の会社を再三訪れ、留学生を雇ってくれるように熱心に頼んだ人物である。すり身工場の様子その人柄にほれ込み、アブドゥラ氏が帰国しても縁は続いていた。08年に同氏は当選。日本企業の誘致による産業活性化を公約に掲げていた同氏から声がかかった三田村氏は、すぐに工場建設に着手。昨年10月に完成し、今年から1日20トンのすり身が製造されている。現在、現地で200名の従業員が採用され、雇用に大きく貢献している。

(つづく)

[COMPANY INFORMATION]
(株)グローバル・シーフーズ
代 表:三田村道洋
所在地:福岡市中央区長浜3-11-3-504
設立:2003年11月
資本金:2,305万円
業 種:水産物貿易・製造販売
電 話:092-791-5113
http://www.global-seafood.jp/


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