た。
現在、使用されているIPアドレスは、IPv4アドレスを使用しているが、これが2011年6月には枯渇するという。
IANAが公開している「IANA IPv4 Address Space Registry」にある割り振り状況からIPv4アドレスは残り14ブロック、総アドレス数に占める割合は約5%。
IPv4アドレスは、ネットワークのアドレスとして個別に割り振られており、「211.9.36.148」といったように、0から255までの10進数の数字を4つ並べて表現している。IPv4では、32ビットの数値認識の上限42億台(2の32乗)までしか使用できない。今後、インターネット活用が増え、ユビキタス社会を想定すると家電ひとつひとつにもIPアドレスが必要となる可能性もあると言われている。
現在、IPv4の次の世代としてIPv6の開発が進められている。128ビットのIPアドレスが使われ、単純計算で2の128乗、約340澗(かん)、約3.40×1038個のIPアドレスが利用可能。IPv6は1995年に開発が開始され、1996年には運用実験が開始されているがセキュリティ面で問題があるなど、課題は多く未だ採用されていない。
しかし、「IPv4枯渇時計」(http://www.potaroo.net/tools/ipv4/)では、2011年7月をX-dayと算出しており、「IPv6」への移行が早急に行なわれる可能性がある。
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