現職・吉田宏氏か元佐賀市長の木下敏之氏か――。9日10時から開かれた民主党福岡県連の常任幹事会で、注目を集めていた福岡市長選挙における民主党の推薦の行方は、15日に開かれる臨時常任幹事会以降へ持ち越しとなった。
常任幹事会の内容について、同県連幹事長の吉村敏男福岡県議会議員は、「福岡市議団からの現職・吉田氏推薦の発議を受け、県連としての吉田市政の総括を作成した後、可否について検討する。手順通りなら本日(9日)で決定にはならない」との説明を行なった。
なお、県連の総括は「11日夕までを提出期限とした各総支部の総括をまとめて作成する」としている。臨時常任幹事会を15日に開くことについては、「参加者(主に国会議員)のスケジュールの都合」と説明した。
一方、推薦願を提出した木下氏については「吉田氏の可否を判断した後、検討する」としている。また、推薦の決定について、「発表が15日に行なわれるとは限らない」(民主党関係者)との声も聞かれた。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら