香椎幼稚園の移転存続を訴える保護者らが8日に行なった街頭活動において、福岡女子大学の職員が同活動についての事前通告を知らず、一時現場が混乱していたことがわかった。
街頭活動の通告については、同大学学長・高木誠氏あてに送られたという。それ以前に送られていた香椎幼稚園の教職員、保護者からの質問に対して、高木氏が何ら回答をしていないのは既報の通り。「幼稚園の移転費用として貯められた約2億2千万円の全額、または一部を受け取る意思があるか」との問いを無視するかたちとなっている。
今回、現場の職員に事前通告の内容を知らせなかったことは、保護者らの活動に対しても関与しない立場をとっているともとれる。しかしながら、香椎幼稚園の移転ないし閉園に、同大学の建て替え工事が関わっていることだけでも、全くの無関係とは言い切れない。公開質問に対する今後の対応が注目される。
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