2009年度の福岡県議会政務調査費・収支報告書で、またも疑問符がつく領収書が見つかった。民主・県政クラブの清田信治県議が、7月31日付で提出した人件費の領収書である。但し書きは、「県議業務代替として、行事出席等の人件費として」。金額は10万円。はたして、代理出席の人件費として政務調査費から支出する上で、適正な金額なのだろうか。
福岡県議会の「政務調査費に関する事務処理要領」にある使途基準では、「調査研究活動の補助業務のために雇用した職員の人件費には、調査研究活動の補助業務に従事している実態により政務調査費を充当することができる」とある。単なる代理出席では、充当要件に満たさないのではないだろうか。
なお同県議は、政務調査費でノートパソコン、デジタルカメラを購入するなど、疑念を抱かせる点がほかにもある。現在、本人不在(視察)のため、質問状を送付している。納得のいく説明を期待したい。
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