日本の大手総合化学工業メーカーである(株)トクヤマ(本店:山口県周南市)の子会社で生コン製造の徳山生コンクリート(株)(本社:大阪市)が、7月29日に約28億円の負債を抱え倒産した。その影響で、福岡市東区の九州徳山生コンクリート(株)について、「需要減の中、やはり整理されるのではないか」という問い合わせがあった。
これを受けて九州徳山側に取材確認したところ「我々は答えられない。本体に聞いて欲しい」という回答。そこでトクヤマ本社にも取材確認をしたところ、「他の生コン工場に関しては、現況解散するなど整理する予定はない。九州徳山生コンクリートも同様です」と回答を得た。
だが、「メーカーは既に生コン事業を見放している。そう遠くない将来、トクヤマに限らず各メーカー系列の生コン工場は、整理されていく運命ではないか。工場の集約化にも貢献できる」と見解を示す関係者もいる。
九州徳山生コンクリートの今後の動向が注目される。
【河原 清明】
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